「海鼠」(なまこ)のネーミングですが・・・。
今の焼酎、酒の名前を見ていますと「土竜」 「蠍」 「かなぶん焼酎」 「鴉」 「タイガー&ドラゴン」 など、中身との 因果関係などまったく無く、一目見たとき、聞いた時のインパクトで名を付けているような傾向で、またそのような商品は 売れています。「海鼠」に付きましても、さして名前との関係は無いのですが、当地伊豆に住んでいますと、冬の風物詩は「なまこ突き」 です。
箱めがねで海の底にいる海鼠を突くのです。 漁師の友達もいますので貰うのですが見るたびに初めて食べた人は物凄い勇気を持って食べたのだろうと考えていました。 伊豆でも食わずぎらいの方も多くいますが、この事を焼酎に当てはめますと伊豆の人は自分の飲んでいる焼酎以外の 物に中々切り替わってくれない所があります。 「飲まずぎらい」なのですね。
初めて「海鼠」を食べた人の気持ちになって飲んでくれれば良いなとの思いから「海鼠」と命名したしだいです。
製造蔵元の四国では飲み屋さんでも栗焼酎はポピュラーに置いてある焼酎ですが伊豆には入ってきていませんでした ので目をつけたしだいです。
味のほうですが栗自体余り強烈な味のしない物ですので蒸留した焼酎にも味、香りのインパクトは薄いですが、栗の ほのかな甘さを感じていただければと思います、 伊豆の人は「芋製品は臭くていやだ」と言う方が多いので「個性の柔らかい、上品な味の栗」に着目したしだいです。 飲みなれていきますと上品な味の中にある個性を感ずるようになります。
簡単に言いますと、味の強い物は最初のインパクトは有るが厭きてしまうと見向きもされなくなるが、上品な薄味の物は 厭きないし、長く親しんでいただける、「京料理のようなもの」です。 伊豆の酒屋五人衆(プロの目利きと自認しております5人です)が、吟味をした「酒蔵」と「原料」(最高級の栗)、そして 「焼酎の上品な味わい」を伊豆の地元の方達にも、ぜひ、知って欲しいとの思いを込めて作ったものです。 何はともあれ、まずは、飲んでお楽しみください。 店主敬白
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